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念願の初給与! 手取り給与のやりくりはどうしたらいい?

2017.09.26

新社会人のオフィスデビュー後の楽しみといえば、初任給! でも、最初は、給与の使い方に戸惑ってしまうかもしれませんね。
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そこで、今回は、ファイナンシャルプランナーの江原さとみさんに、給与の支出管理についてわかりやすくアドバイスしていただきました!

Q.新社会人に向けて、基本的な給与の管理方法を教えてください。

A.まずは、住居費と貯蓄を確保。残ったお金で、やりくりするクセをつけましょう。

新社会人にとって“給与”をもらうのは初の経験でとても楽しみなものです。ただ、楽しみな反面、自由に使えるお金がある!と喜んでばかりはいられません。支出をきちんと管理できることも、社会人たる資格だと思います。
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まずは、手取りの給与の中から、住居費(家賃)と貯蓄(貯金)を確保しましょう。住居費は手取りの3割、貯蓄は1~2割程度が目安と言われています。この2つの項目を給与から差し引き、残った金額で水道?光熱費、食費、通信費、交際費、被服費などをやりくりするのが原則です。
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入社1年目は、資格給などの職務手当が見込めず、また、残業する機会が少ないため残業手当もほぼありません。2年目、3年目になると、基本給にこれらの手当がつく可能性が高くなるので、手取りの金額が増えるかもしれません。ですが、手当分で増えた金額は、基本支出に割り当てないことをおすすめします。
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昨今、企業では「ワーク?ライフ?バランス」の考え方の浸透や「プレミアム?フライデー」の実施などを通して、残業を減らす風潮があります。今までは支給されていた残業代が、一気にカットされるという可能性も…。残業手当はアテにしないのが得策。同じ理由で、ボーナスもしかりです。
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手当てとボーナスは臨時収入というぐらいの気持ちで、貯蓄にまわしたり自分磨きの費用に充てたりと、生活費とは別に考え、有意義な使い方ができればいいですね。

Q.一人暮らしがしたい! 初めにかかる費用の目安を教えてください。

A.住居を借りるだけで、家賃の4~6カ月以上が必要。それ以外に、家財道具の費用がかかります。

新社会人を機に、一人暮らしを始めたい人もいると思います。ですが、入社まもない時期は、状況が許せば、実家から通ってみてはいかがでしょうか。
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というのも、厚生労働省が平成28年11月に発表したデータによると、東京都の大卒?女子の平均初任給与は20万8,800円(月給)でした。社会保険料などを引くと、手取りは16万7,000円ほどと推測されます。
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住居費は手取り給与の3割が理想なので、約5万円。都内はもちろん、地方でも、この金額でアパートを借りるのは難しいと思います。寮がある会社や家賃補助がしっかりしている会社でなければ、入社1年目からの一人暮らしは厳しいのが現実です。
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そこで、3年間は実家から通勤しながら、貯蓄をして一人暮らしに備えることを提案します。一人暮らしをスタートするには、家賃1カ月分の家賃、仲介手数料(1カ月分が相場)、敷金(上限2カ月、1カ月が相場)、礼金(上限2カ月、1カ月が相場)と、家賃4~6カ月分の費用がかかります。また、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなどの家電、布団やベッドなどの寝具も揃えなければなりません。
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20代シングルで一人暮らしの男女に聞いた家賃の平均は、6万円台(2017年「SUUMO(スーモ)」編集部調べ)とのこと。6万5000円の部屋を借りるとすると、30?40万円の初期費用と家財道具代が必要という計算です。
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一人暮らしに憧れる気持ちは理解できますが、一人暮らしをせざるを得ない人よりも、実家から会社に通えることは強みです。焦らずに貯蓄という体力を温存してから、独り立ちすることをおすすめします。

Q.給与からの支出をスマートに抑える術はありますか?

A.支出の予算を組むことが最も大事。無駄遣いしがちな項目は、デビットカードで管理するのも一つの手です。

炊事が苦手な人は外食やコンビニ食が増えるので、食費に充てる割合が多くなるでしょう。習いごとやスポーツ、観劇などの趣味にお金をかけたい人、ファッションが好きで食費を削ってでも被服代を多くとりたい人など、その人それぞれの価値観があると思います。
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最初にも申し上げましたが、手取り給与から住居費と貯蓄を除いた金額を、個人の価値観に合わせて支出の予算を組み、やりくりすることが最も大切なことです。ですが、最初からきちんとできる人は少ないと思います。そこで活用してほしいのが、デビットカードです。
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食費、被服費、交際費など、無駄遣いをしやすい項目のみ、月単位、年単位で上限金額を決めます。例えば、趣味に使う予算を月2万円までとし、趣味に関するショッピングを2万円入金したデビットカードで支払います。1カ月で使い切らなかった場合は翌月に持ち越せば、予算を管理するストレスが軽減し、無駄遣いも抑えられて一石二鳥です。
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また、新社会人は通勤着が何かと入り用になるので、初めてもらうボーナスを軍資金に、バーゲンでまとめ買いをしようと考えがち。しかし、安いからとあれもこれもと購入するのは、やはりNGです。
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そこで、衝動買いしにくくなるコツをお伝えします。バーゲン品の値札を見て、値下げされる前の定価を確認してください。そして、「定価でもこの服を買うだろうか…」と考えると、欲しいと思える商品は案外少ないことに気付きます。これだけで、無駄な被服費がぐっと減らせますよ。
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限りある給与から予算を決め、貯蓄もしっかりすることが、賢い社会人になるための第一歩です。ですが、好きなものにお金を消費して気分をあげることも人生にはとても大事なことだと思います。使うべきところ、抑えるところを見極め、メリハリのある生活を楽しみたいものですね。

お話を伺ったのはこの方!

ファイナンシャル?プランナー

江原さとみさん

FPオフィスなでしこ代表。大学卒業後、ソフトウエア会社へ就職。 システムエンジニアとして働きながらFP資格を取得する。その後、証券会社勤務を経て、2009年6月にFPとして独立。現在は、WAFP関東(女性FPの会)の理事や「日経新聞の読み方」公認講師なども務める。http://www.fp-nadesiko.com

————次回は、新社会人1年目で貯蓄する目安や貯蓄するためのコツをお伝えします。

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