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vol.17

卒業生の社長にインタビュー!

共立社長のオキテとホンネ

【特別編】ビジネス学部開設にあたってのメッセージ/桂由美さん

2020.06.19

世界的ウエディングドレスデザイナー、そしてブライダル事業の経営者として活躍する桂由美さん。
 
ビジネス学部の開設にあたり、共立女子大学の卒業生の一人として、社会の第一線で活躍し続けている桂さんよりメッセージをいただきました。
 
女性の自立と自活、仕事への情熱とリーダーシップについてなど、ビジネス学部で学ぶ学生たち、ビジネスの世界を目指す人たちへの応援メッセージをぜひご覧ください。

ブライダルファッションデザイナー

桂由美さん

共立女子大学家政学部被服学科卒業後、フランスへ留学し、デザイン、クチュール技術を学ぶ。1964年日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動開始。1969年全日本ブライダル協会を設立し、1999年東洋人として初めて、イタリアファッション協会の正会員となる。2005年パリ?カンボン通りのシャネル本店前に、パリ店をオープン。これまで、世界20カ国以上の各国首都でショーを行っている。学校法人共立女子学園評議員。

建学の精神「女性の自立と自活」について

私は共立女子大学の第1期生なんです。その頃は家政学部しかなくて私は被服学科を卒業したんですが、その当時は本当に結婚するのが当たり前という時代でした。つまり、男性と一緒になって女性は食べさせてもらう、養ってもらうという立場。(私のように)女性が自立して仕事をしていくというのは珍しい例でしたね。
 
ただ幸いしたことは、当時からファッション業界はそのような男と女の差別がない風潮でしたから、(女性が社会にでて)仕事をするのはやりやすかったとは思いますね。ただ、(当時)日本で初めてブライダル専門のデザイナーになり、ブライダル専門のビジネスを日本で初めて行ったわけですから、それに対する抵抗などは相当ありましたね(笑)
 
でも、私が仕事を始めてから約半世紀が過ぎた今の状況を見ると、男女差別なんて本当になくなってきているわけだから、女性がビジネス社会で今後活躍していくには、非常にやりやすい状況になっていると思います。これから大学を出て、ビジネス界で力を発揮していこうと考えているなら、本当に恵まれた環境になっていると思いますので、若い方にはぜひ頑張っていただきたいですね。

仕事への情熱とリーダーシップについて

これは共立女子大学の建学の精神「女性の自立と自活」みたいなことだったかもしれませんが、中学?高校を通じてずっと「世のため、人のためになる人間になりなさい」ということを教わってきたような気がするんですね。学生時代から自分のためというより、クラスメイトのため、共立女子大学のためと思ってやってきたことが多いなって。その後、社会に出て働こうと考えたときに、(日本で発展していなかった)ブライダル業界で、まだ誰も手掛けていなかったけれど、「ウェディングドレスを着てみたい」という期待に応えてあげたいと思ったんですよね。
 
ウェディングドレスなんてほとんどないような状況のときに、日本で初めてこの仕事(ブライダルファッションデザイナー)を始めたわけです。当時、ウェディングドレスを着ていた人は本当に気の毒で見ていられませんでした。当時は現物を試着することなく、ドレスを購入するしかない状況でした。それなので、海外の人とは、プロポーションもまったく違うわけだから、似合わないようなものを我慢して着ているようなものでした。高いお金を出しているのに、想像していたものとは違うドレスを我慢して着るっていうね。しかも、それが一生に一度の晴れ姿になってしまう。私はそのような人を助けたいと思ってこの仕事をしてきたから、長続きしたと思うんです。
 
「世のため、人のためになることをやっている」と思える仕事をしていることは、すごく強くなれるんですよね。今後、社会人として働く皆さんも、単なる自分の金儲けのためとか、ビジネスの成功のためという目先の利益のためだけでなく、自分の仕事が何らかの形で「世のため、人のために貢献している」という思いで仕事ができると非常に強くなれると思いますよ。
 
また、リーダーシップとはなにかという話ですが、リーダーシップを発揮するというのは本当に大変なことだと思うんですが、これは「率先していく力」だと思っています。社員が私と同じような気持ちで仕事をしてもらうためにも、とても重要だと思っています。
 
社員を「同志」だと思って、(リーダーとして)同じ方向に向けて引っ張っていくことは、上に立つ人間として非常に重要なスキルだと思います。共立女子大学のビジネス学部から社会に出ていく皆さんには、ぜひそのような強いリーダーシップを発揮できる人に育っていただきたいと思っています。

ビジネス学部で学ぶ学生たち、ビジネスの世界を目指す人たちへ

私の経験を通じて感じていることですが、リーダーシップを発揮していくためには、やはり「喋り方」がとても重要だと思います。話をする際の声の出し方、間の取り方など。そのためにも、どうすれば人の心を動かせるかという視点で、ぜひ話し方の勉強を(学生のうちから)しておいてほしいですね。
 
また、英語の勉強もとても大切です。私は今でも英語はもっとちゃんと勉強しておけばよかったと後悔しているんです。現在のようなグローバル社会になると、なおさら必要な勉強だと思っています。
 
もう一つは、(仕事をしていく上で)相手の信頼を得ていかないと何事もうまくいかないということ。信頼を得ることで「あの人が言ったことは必ずそういう風になるわよ」「あの人だったらきっとやりとげるわよ、だから一緒にやろうよ」と思ってもらえると思います。そのためにも、人との約束を守ることはとても大切。不用意に約束をしない、約束をした以上はちゃんと守って実践すること。時間にルーズな人は約束を守らないことが多いと思うので注意してほしいです。ビジネス学部で学ぶ皆さんには、是非、人々の信頼を得る人になっていただきたいですね。
 
共立女子大学は立地的にも大変よい場所にありますよね。東京のど真ん中にあるわけですから。そのような場所でビジネスを学べるということは、とてもラッキーなことだと思うので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 
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桂由美さんから共立女子大学で学ぶ皆さんへのメッセージはいかがでしたでしょうか。今回ご紹介したメッセージは動画でも公開しています。ぜひご覧ください。
 
>卒業生?桂由美さんからのメッセージ(動画)
 

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